年頭所感
一般社団法人 日本建設組合連合 会長 黒島一生
date：2019/01/01
平成３１年の年頭に当たり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。（一社）日本建設組合連合及び事業体である建設連合国民健康保険組合、日本建築業国民年金基金の事業運営に格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
本法人は昨年１１月１２日に創立５０周年を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援とご厚誼の賜物と深く感謝し、御礼申し上げます。
昨年は、年明けの草津白根山の噴火に始まり、大阪府北部を震源とする地震、北海道胆振東部地震や西日本を中心とした豪雨災害、台風２１号等、日本各地で甚大な被害が発生しました。被災された皆様には、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
昨年の臨時国会において出入国管理法の改正案が成立しました。人手不足が深刻な分野で一定の技能を持つ人を対象とした、新たな在留資格が創設され、外国人の受け入れ態勢が整えられました。
来年５月には新しい元号となり、１０月には消費税増税が予定されています。
現在、雇用及び所得環境の改善が続いていますが、増税や米中の通商問題が経済に与える影響も懸念されています。
また、来年度には「建設キャリアアップシステム」の本運用が開始されます。業界統一のルールで、技能者の資格、社会保険加入状況、現場の就業履歴等を登録・蓄積するシステムであり、技能者の処遇改善や現場管理の効率化に繋がることが期待されています。
国土交通省及び厚生労働省では、長時間労働の是正や週休２日の確保、離転職者、新卒者、学卒未就職者等を対象とした人材育成事業等、建設業の人材確保・育成に向けた様々な取り組みも進められています。
所属する組合員の方々の生活の安定と福利厚生面での一層の向上のため、一人親方や個人事業所の事業主又は会社の役員を対象とした退職金制度である「小規模企業共済」や（一社）全国建設業労災互助会の労災上積み補償制度等と様々な事業に取り組んで参りますので、倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
一般社団法人日本建設組合連合
会長 黒島一生
